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ふるさとの情景

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(No.21)
玉湯川桜並木 〜玉湯町(玉造温泉)〜
玉湯町桜並木
 玉湯町にある玉造温泉は、日本最古の温泉のひとつに数えられ、古代の書物『出雲国風土記』にも紹介されています。現在は、湯の町情緒あふれる旅館が軒を連ね、山陰でも屈指の温泉として有名です。
 その玉造温泉にほど近い玉湯川沿いに、約二キロの桜並木が続くお花見の人気スポットがあります。
 地元では「玉湯川堤の桜」とも呼ばれるこの桜並木には、約400本のソメイヨシノが連なり、毎年多くの花見客の目を楽しませてくれます。
 また、夜桜を楽しむためのぼんぼりやライトアップも充実していますので、温泉にゆっくりつかったあと、桜を愛でながら湯上がりの散策を楽しむことができます。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

(No.20)
「ぐるっと松江」堀川めぐり遊覧船 〜松江市〜
堀川めぐり遊覧船
 松江市は、宍道湖と町の縦横を走る「堀川」によって、「水の都」と呼ばれています。堀川は、松江城築城の際に造られたと言われ、以来、城の外堀、内堀として防備の役割を果たしてきただけでなく、水路輸送や生活用水、豊かな漁場など、松江の人々の生活と強く結びついてきました。
 そんな堀川を、松江観光に活用しようと始められたのが「堀川めぐり遊覧船」です。今ではすっかり定着し、松江観光の目玉として大人気です。
 約五十分間の遊覧では、水上からの松江城下が堪能できることはもちろん、船頭さんのお国訛りの名調子や、頭すれすれに橋をくぐるスリル感、冬場の名物炬燵船など、たくさんの魅力にあふれています。新しい松江を発見する旅に船出してみてはいかがでしょうか。
◇料金/大人1,200円
◇所要時間/約50分
◇遊覧時間/9時〜17時(約15分間隔で出発。季節によって変更あり)
◇遊覧に関する詳細は、堀川遊覧船管理事務所(電話0852-27-0417)までどうぞ。

(No.19)
「南北朝の歴史を今に伝える禅寺」雲樹寺 〜島根県安来市〜
雲樹寺
 安来市街から伯太川を五キロほどさかのぼると豊かな田園地帯が広がります。そこに、臨済宗系の古刹、瑞塔山(ずいどうざん)雲樹寺があります。後醍醐天皇の厚い信任を得た高僧、孤峰覚明(こほうかくみょう)によって、元亨二年(1322)に創建された出雲地方で最古の禅寺のひとつです。創建後は、後醍醐・後村上両天皇の勅願寺として南朝を支え、以後、盛衰を経て現在に至っています。
 閑静な寺内に足を踏み入れると、重厚な山門、創建当時そのままといわれる四脚門(国重要文化財)、仏殿、方丈(庫裏)などが、最も寺勢を誇った南北朝時代にタイムスリップさせてくれます。
 また、五月には、枯山水式の禅宗庭園に数百株のツツジが一斉に開花して、訪れた人を楽しませてくれます。

(No.18)
「出雲国風土記にも登場する古社」佐太神社 〜八束郡鹿島町〜
佐太神社
 佐太神社は、松江市の北西、佐太川沿いの神名火山(朝日山)の麓に鎮座する神社です。八世紀に成立した日本最古の地誌『出雲国風土記』にも「佐太御子社」として紹介されており、出雲大社に次ぐ出雲二の宮と言われています。
 本殿の配置方式は三殿並立という珍しいもので、中央に正殿、右に北殿、左に南殿が置かれ、国の重要文化財です。建築様式は三殿とも大社造りです。
 祭神としては、この地方の信仰を集める祖神である佐太大神のほか、記紀神話にある「国生み」の夫婦神として有名なイザナギ・イザナミの二神や、天照大神などを祀っています。
 境内には、イザナミ神のものと伝えられる陵墓もあり、ここを訪れる者を古代神話へのロマンにいざなってくれる古社です。

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