平成30年度事業計画
1.現況及び基本方針
現役世代の活躍推進のため、育児支援分野等における就業機会確保のための取組を支援する高齢者活用・現役世代雇用サポート事業の実施や地域企業の雇用問題の解決等につながる新たな就業機会を創造する地域就業機会創出・拡大事業の創設、そして多様化する高年齢者のニーズに対応するため知事が指定する業種等において、派遣・職業紹介に限り、週40時間までの就業が可能になるよう法改正が行われるなど高齢者の活躍を促す観点からシルバー人材センターへの様々な支援がなされました。
そうした状況において本年度は当センター設立30周年という節目の年であります。これまで当センターの事業運営にご理解、ご協力を下さった市民の皆さん、事業所の方々、枕崎市をはじめ関係機関、そして先輩会員を含めた会員各位に感謝し、センターが今後より一層発展するために活動を充実させてまいります。
喫緊の課題であります会員数拡大については、「65歳までの継続雇用の普及や女性の社会進出等により難しい」という意識を変え、明確な目標を掲げて新たな情報発信と入会促進のための活動を組織全体で行っていきます。
そしてシルバー事業を取り巻く環境の変化に的確に対応した計画的な事業運営を図るため、平成31年度を初年度とし5年を計画期間とするあらたな「中長期計画」を策定します。
これからも意欲と能力のある高齢者が身近な地域で安心して働くことができるよう就労に関する情報の収集と提供に努め、「地域を支える」という視点のもと、具体的かつ継続的な地域貢献を通じて、センター運営の公益性を一層深めていきます。
2.事業の重点目標
- 会員の確保と就業機会の拡大
~生きがいを発見できるセンター~ - 安全・適正就業と健康管理の推進
~事故のない健康的な明るいセンター~ - 組織及び運営基盤の整備
~自立安定したセンター~
3.実施計画
- 会員の確保と就業機会の拡大
- サポート事業担当者を配置し、家庭や企業等の訪問とチラシ等のポスティングにより入会希望者の発見と新規就業先の開拓を行う。
- 会員、役職員による「ひとり1会員」運動を年間通して実施する。
- デジカメ講座、調理講習など市民向け無料講座を開講し、講習会参加者、入会説明を受けた未入会者に「事務局だより」や入会案内等を送り入会促進を図る。
- 広報紙の全戸配布やチラシの新聞折り込み、ホームページの定期的な更新、役員宅にのぼり旗を立てるなどセンター情報の発信を強化する。
- 未就業会員をリストアップし、全職員でヒアリングを実施して退会防止を図り、退会者には期間経過後、近況伺いなど声かけを行い再入会を促す。
- センター主催のグラウンドゴルフ大会やぶえん枕崎会(互助会)主催の行事に一般市民の参加を促し、センター事業の普及啓発と会員募集を行う。
- 安全・適正就業と健康管理の推進
- 健康診断受診の奨励と健康をテーマにした講演会を実施し、健康管理の促進を図る。
- 交通安全講習会と交通安全教室の年1回の参加、受講を義務づけ、就業途上の交通事故防止に努める。
- 全会員に安全就業朝礼への参加を求め安全意識の高揚を図り、現場パトロールでの安全指導を強化する。
- のぼり旗やカラーコーン、飛散防止ネット等保安具・安全具のフル活用により「現場の見える化」を進め、事故防止の徹底を図る。
- 「シルバー人材センター適正就業ガイドライン」に基づいた適正な事業運営を推進していく。
- 組織及び運営基盤の整備
- センター事業や運営への積極的な参加を促すためポイント制度を導入する。
- 「海の日」、普及啓発月間(10月)のボランティア活動や「きばらん海みなと祭」に積極的な参加を呼びかけ、地域貢献と会員相互の連携を強化して会員活動を活性化する。
- 地域就業機会創出・拡大事業や空き家管理対策事業など新規事業への積極的な取組みにより財政基盤の充実を図る。
- 行政機関等と連携し、多面的な生活支援サービスの提供体制の構築にため、「ワンコインサービス」の利用拡大と登録会員の増員を図る。
4.事業目標
- 会員数 280人
- 受託事業
- 就業延日人員 24,100人日
- 配分金 1億1千1万円
- 労働者派遣事業
- 就業延日人員 4,000人日
- 賃金 1千7百5拾万円