平成28年度事業計画
1.基本方針
定年退職した高齢者がその後どのような生活を選択するかは、その人の経歴や周囲の状況、また個人の意思などによりますが、一つの選択肢として「働くこと」があると思います。収入確保のため、健康のため、社会参加のため、知識・技術、能力、経験を活用するためなどその必要性、目的および意義は色々考えられますが少子高齢化が進行し労働力人口が減少していくなかで高齢者の労働力は貴重な資源であり、社会の活力を維持するためにも必要不可欠なものです。
ただ「働きたくとも、両親や配偶者の介護などで働けない」という高齢者も少なからずおられます。介護などに関する支援が充実され、部分的にでも介護から解放されれば「働くこと」や「好きなこと」に時間が取れるようになると思います。
一方、介護分野では可能な限り住み慣れた地域で自立した生活ができるようにするため、医療、介護、住まい、生活支援サービスが一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の確立を目指して介護保険制度の改正が行われました。
そうした状況のなか、当センターは「自主・自立・共働・共助」の基本理念を具現化するため全員参加型の団体運営と「安全は全てに優先する」という基本認識のもと健全な発展をめざして会員の自主性、自発性を最大限に尊重した運営体制を確立していく必要があります。そのためには会員一人ひとりが主体的に判断し、行動することが大切です。
また、公益社団法人としてシルバー事業の公益性を増進させ、不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与することを求め、組織運営及び事業運営を行ってまいります。
これからも意欲と能力のある高齢者がその知識と経験を生かして社会の重要な支え手、担い手として活躍することができるよう、また新たな職域拡大によって活躍の場の創出ができるよう、就労に関する情報収集と情報提供の機能強化に努めてまいります。
- 運営に意欲的に取組める体制・環境の形成
- 安全就業と自己管理の徹底
- 各事業等による就業機会と会員数の拡大
- 地域生活支援サービスの取組強化
- 適正就業の確保と顧客満足度の向上
- ボランティア活動への積極的参加と普及啓発活動の推進
3.実施計画
- 運営に意欲的に取組める体制・環境の形成
- 理事会の活性化と各種委員会間の連携
- 各種委員会と事務局の定期ミーティング
- 新規事業の企画・営業等への会員の活用
- 事務局が行うべき事務、会員自らが行うべき事務の明確化による役割分担
- 安全就業と自己管理の徹底
- 作業前安全確認チェックとミーティングの励行
- 安全就業朝礼の実施と現場パトロールでの安全指導
- 交通安全講習会と職群別会議の開催
- のぼり旗とカラーコーン等の設置による現場の「見える化」
- 飛散防止ネットの使用による物損事故の撲滅
- 健康診断受診の呼びかけと会員状況調査票の提出
- 各事業等による就業機会と会員数の拡大
- サポート事業の推進による職域の開拓と独自事業の開発、推進
- 過去の発注先の訪問等による仕事の掘り起こし
- 入会説明の随時対応と会員の口コミによる入会促進
- 就業相談会の開催による未就業会員の解消と退会防止
- 同好会やサークルを活かした仲間づくりの促進
- 地域生活支援サービスの取組強化
- 「ワンコインサービス」の利用促進と登録会員の増員
- 行政機関、各種団体との連携強化
- マナー等講座・研修の実施
- 適正就業の確保と顧客満足度の向上
- ワークシェアリングの推進等による公平な就業機会の提供
- 自主点検表による就業内容の再確認
- 既存顧客を重視した満足度向上のための講習会開催
- ボランティア活動への積極的参加と普及啓発活動の推進
- 普及啓発月間におけるボランティア活動の実施
- その他各種ボランティア活動への積極的参加
- センター主催のグランドゴルフ大会開催による普及啓発
- 広報紙「シルバーまくらざき」、チラシ等の活用による事業内容のPR
- ホームページのリニューアルによるセンター情報の発信
4.事業目標
- 会員数 300人
- 就業延日人員 27,600人日
- 配分金 1億2千6百万円